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年頭のごあいさつ

2010年の幕が開きました。

正月の新聞各紙を眺めていると、時代の歯車はひとつまわったのだなという気がしました。

年頭恒例の近未来展望に出て来るのは、社会の高齢化、そこでの生活、財政、ビジネス、仕事だけでなく人も海外に出て行くグローバリゼーションへの対応などなど。おなじみのテーマとも言えますが、いつもよりも具体的で切迫したものが多かった印象。

昨秋の政権交代はたしかにひとつの転機だったのでしょう。課題とは知りながら、長年の慣習にまかせて先延ばしにしていたものといよいよ直面せねばならない。そんな気運です。

ただ、この変化への耐性はまだまだついていないようです。とりわけ、鳩山政権への強い批判をみているとそれを感じます。民主党の肩を持ってやる義理はありませんが(「マニフェストに書いたのでやります」だけでは通りませんね)、日本社会の現状を観察するにはもってこいというところ。

長年の自民党体制からの進路変更、一夜にしてそんなになにもかもすっきり変わるわけはないでしょう。「成長戦略の不在」や財源問題も去年の秋から始まったわけではないでしょう。「子ども手当て」が最善かは要検討でしょうが、中長期的問題としてほぼ手つかずだったテーマ群にようやく光が当たりつつあるとは言って良いでしょう。安全保障や外交も再考の時期はとっくに来ていました。

取り組むしかない、しかも難問揃いの課題群。百日で解答が出るなら苦労しません。でも、いま声が大きいのは、「ハトヤマはもたついておる」。まぁとてもスムースとは言えませんが、そりゃこんなもんでしょと思うのですがどうでしょう。挙げ句に、もたついておるので現状維持で行けというのには首をかしげます。普天間基地問題でもたつくと、途端に日米同盟全体が危機に瀕していることになって、「大変だ、今のまま行け」。ふぅむ、日米関係はそこまで脆弱ではないのですが。

一発解答を。さもなくば現状維持を。この二者択一以外には耐えられないのがいまどきの日本のオピニオン・リーダーのみなさんなのでしょうか。

まだないものをつくるというのは大変ですね。こんなときこそ、回り道のようですが、長く広い展望とねばり強い対話のできる人材こそが肝心かと。今年も学生さんたちと励もうと思います。

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