« 年頭のごあいさつ | トップページ | ブックカフェ »

未来をゆさぶるための歴史:実験、「History in Action!」 占領期と現代

現在を、そして未来を、ゆさぶってみようじゃないか。つくりなおしてみようじゃないか。それも奥底から、歴史学という方法を使って。今学期の学部ゼミで試しているのはこんなことです。

具体的には、占領期のヨコハマを出発点に第二次大戦後の日本、日米関係、東アジア情勢をみているところ。リサーチの成果はぜひ発信して「あなた」に届けてみようと思います。ゼミ室での議論はいつものことですが、今回は具体的な読者や聴衆に語りかけて、発信の腕を磨いてみようかと。第一弾は、ゼミ論とプレゼンのかたちで横浜あたりのみなさんに向けて。第二弾は、二月にカリフォルニア大学サンタクルーズ校のアメリカ研究学部と「戦争の記憶研究センター」のみなさんとともに。

戦争?占領?そんな大昔のことやってどうするの?こう言いたくなるというものです。現代には関係ないじゃない、と。

関係アルのです。折しも鳩山政権のもとで普天間基地をどうするんだ、日米関係はどうなるんだと騒いでいます。日本が日米同盟から一気に離脱するつもりのないのはあきらか。アメリカが日本との関係を断ち切るつもりのないのもあきらか。それなのに、その筋の専門家のみなさんが大騒ぎをしているのは、ここしばらくのあいだ決して触ることのできなかったお約束に「さわる」という「大」変化が起きつつあるから。

お約束に過ぎないものがどうしてまるで変わることのない自然な状態のように見えているの?その仕組みは?答えのカギは、戦後の経験をわれわれがどう記憶しているか(あるいは「忘れてしまっている」か)にあります。さぐってみようと思います。

この過去のとらえ直しの先には、現在のわたしたちの対話回路の書き換えが待っているかと。乞うご期待。ゼミの諸君は、吉見の『親米と反米』の見取り図をお借りしながらまずは具体的に論証してみるつもりです。

|

« 年頭のごあいさつ | トップページ | ブックカフェ »

松原」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/25562/47258117

この記事へのトラックバック一覧です: 未来をゆさぶるための歴史:実験、「History in Action!」 占領期と現代:

« 年頭のごあいさつ | トップページ | ブックカフェ »