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メンテナンスしない民主制の末路は

退役上級将校たちが相次いでラムズフェルド国防長官を批判(NYタイムズ、四月十四日)
三月半ばにNYに来てからみていても、厭戦気分が蔓延しています。と言っても、反戦ではなく厭戦。イラクが手のつけられない内戦状態なのはわかっているけれども、打つ手もないのでそうも認めたくないし、できれば忘れたい。無責任というか得手勝手な気分が満ちている。こんな印象。

けれども、現場はそうはいかないようです。アメリカ軍がきしんでいる様子。今日あらためて報じられた退役将校たちのラムズフェルド批判はその一例ですし、士官学校出身者の退役率が急上昇しているという日曜の記事も同じく。それはすでに一般兵士の低調なリクルート数でも示されていました。

ところでこれはブッシュ政権包囲網が強まったと喜んで済むことではありません。これはシビリアン・コントロールの崩壊だからです。戦争ごっこに興じるブッシュ政権は軍隊がオモチャでないのを忘れたのでしょうか。軍隊は、国を思うがゆえに無能な政治に怒り、そして皮肉にも民主制を掘り崩したりもするのです。メンテナンスしない民主制はすぐにバランスを崩してしまうもの。政治家は肝に銘じるべきでしょう。

これはもちろん、「ごっこ」に夢中で自衛隊をイラクに送り込んだ日本の政治家にも当てはまることです。「平和ボケ」というのはこういう人たちのことを言う。

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