« 「南京事件」ハリウッド映画に | トップページ | 米軍関連あれこれ »

日本の司法はどこへ行く

反戦メッセージを記したトイレへの落書きが「建造物損壊」との最高裁判決

リンクした朝日の記事は短すぎて意味不明でしょう。落書きが「3年以下の懲役、30万円以下の罰金若しくは科料」という 「器物損壊」でなく、「5年以下の懲役」という「建造物損壊」という重罪あつかいされたということ。もう少し踏み込んで言えば、少しでの時の政権に気に食わぬ落書きをしたらそれは弾圧されても仕方ないねという判断を最高裁が下したというわけ。

参考に、「落書き反戦救援会」なる団体のHP.

|

« 「南京事件」ハリウッド映画に | トップページ | 米軍関連あれこれ »

松原」カテゴリの記事

コメント

おっと失礼、コメント頂きながら放置していました。
器物損壊でなく建造物損壊という量刑はかなり稀なケースというのが事実でしょう。お調べ下さい。(ストーカー事件と同列にあつかってしまうあたりはコメンテーターの立ち位置を示していておもしろいところです。)
それはさておき、注目したいポイントは報じ方です。この論争含みの事件を伝えるには朝日の当該記事はガイドが不足しています。一見ふれているようでいながら、実は肝心の点を回避してしまっている。賛否のわかれる出来事から距離を取りたかった大手メディアのスタンスが透けて見えるところです。メディア・ウォッチをするならこのあたりには鋭敏でありたい。
安西コメントはもうひとつのポイントですね。ひとつだけ取り出すとよくわからない出来事ですが、文脈にのせることで意味があきらかになりますし、そこであらためて検討すべき点が出てきます。落書き是非論争に逃げ込んでしまわずに、「法廷内で暴れ」ることの意味も考える足場になるかもしれません。

投稿: 松原 | 2006/02/23 23:27

落書きの内容に関係なく、建物への落書きが建造物損壊として扱われたケースは過去にいくつもありますし、裁判で今回と大差ない刑が下されたこともありました(痴情のもつれから女性にストーカー行為を働いた男が、女性自宅の壁に中傷落書きをしたケースだったように記憶しています)。
政治的メッセージを発したいのなら、blogなり街頭でのビラ撒きなり、他に色々と合法な手段があったはずです。なのになぜ、わざわざ警察の介入の余地を与えるような手段を選んだのか、私には理解できません。
今回被告が逮捕されたのは、落書きの現場を通りがかった近隣住民が目撃、通報したためでした。仮にその落書きが「小泉政権万歳!」だったとしても、黙秘を押し通して調書の作成にも非協力的で、全く反省のそぶりを見せず、法廷内で暴れまわったりすればばやはり同じ結末を辿っていたと思いますよ。

投稿: 夏目 | 2006/02/03 02:27

落書きの是非って少し難しいですね。公共物を汚し損壊するという意味では当然許されるべきものではないはずです。ただ、グラフィティっていう単なる落書きとは異なるジャンルもあったりして。アメリカなどでは、グラフィティが芸術的な意味でも、都市文化(メッセージ性や社会性を含む)としても一定の価値を与えられていたりもします。日本でも、桜木町に有名なグラフィティスポットがあります。NPO法人KOMPOSITIONが渋谷の宮下公園にリーガルウォールを提供する活動で、若者のグラフィテイ文化を支援していたりもします。
まあ写真を見る限りでは、問題の落書きがアートとは言いがたいですが・・・。でも、この事件の焦点は、どうやら落書きが不法か合法かではなく量刑の不当性についてのようです。もし、落書きでは異例の建造物損壊として扱われたことが、政治的なメッセージを持ったものだったからだとしたら表現の自由を侵害している可能性があります。その意味では、立川の反戦ビラ事件に似ていますね。

投稿: 安西 | 2006/01/28 01:39

公共物に落書きをしても良い理由がよく分かりません。落書きをしてはいけない理由はよく分かるのですが。
もしかして、時の政権好みの落書きだったら、逮捕されなかったのでしょうか。
落書きを除去するためにおよそ7万円もの費用がかかり、それでも完全には消えなかったと言います。
自己満足のために血税を無駄に使わせた被告には、納税者に謝罪するべきではありませんか。
また、一昨年の毎日新聞の記事によると、この被告は、地裁で判決文が読まれる際、
裁判長に物を投げつけ、職員に取り押さえられると法廷内でスプレーを撒いたとあります。
このような狼藉を働く者に、果たして同情する必要があるのでしょうか。

投稿: 夏目 | 2006/01/22 05:10

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/25562/8241067

この記事へのトラックバック一覧です: 日本の司法はどこへ行く:

« 「南京事件」ハリウッド映画に | トップページ | 米軍関連あれこれ »